Synthesizer V Studio 1.7.0 アップデートでAIリテイク機能を搭載

Synthesizer V Studio 1.7.0 のリリースを発表します。

バージョン1.7.0では、High Dynamics Voice Model(HDVM)を初めて採用し、Pro版にAIリテイク機能を新たに追加しました。

 

HDVMは人間の歌声にある”ランダムさ”を取り入れることで、ダイナミクスのあるより人間らしい歌声を実現しました。また、AIリテイク機能により生成されたピッチや声色の異なる複数のテイクを聴き比べて、その中から一番良いテイクを選択できるようになります。

 

Dreamtonicsは、これら機能を追加することで、まるでリアルな歌手と歌を録っているかのような新しい体験をみなさんに提供します。

 

High Dynamics Voice Model (HDVM)

HDVMは、人間の歌声が持つピッチや声色の連続した変化、微妙なニュアンスを忠実に再現する技術です。

 

 

人間が歌うと楽曲のフレーズによって、声の大きさ、明るさ、響きが多様に変化します。HDVMを搭載することで、それらのニュアンスが歌声に加わり、より人間らしい歌い方ができるようになりました。

 

また、エンジンを更新し、テンション、ラウドネス、ブレス パラメータにおける音質をさらに向上しています。

 

AIリテイク機能

AIリテイク機能では、実際の歌手が歌い方や表現を変えて複数のテイクを重ねるように、ピッチや声色の異なるテイクを生成することがきます。

ユーザは複雑なパラメータ編集をしなくても、生成されたテイクから一番良いテイクを選ぶだけで理想の歌声へと近づけることができます。

 

 

AIリテイク機能の使い方

調整したいフレーズのノートを選択し、AIリテイクパネルを開き、ピッチまたは声色のタブを選択します。

“テイクを生成する”をクリックするごとに異なったテイクが生成されるので、納得がいくまで”リテイク”することができます。

 

それぞれのテイクには表現力というパラメータを用意しています。

パラメータを増やすことで、よりダイナミックな歌唱を、減らすことで繊細な歌唱を再現することが可能です。

 

歌声データベースのアップデート

今回のアップデートに伴い、以下の歌声データベースのアップデートをリリースします。

最新の機能を有効にするには、以下の歌声データベースを最新バージョンに更新してください。

 

Saki AI v123

Ryo AI v 106

Kevin v106

岸晓 (An Xiao) v103

沨漪 (Feng Yi) v103

默辰 (Mo Chen) v103

青溯 (Qing Su) v111

夏色花梨 AI v104

弦巻マキ AI (日本語) v111

弦巻マキ AI (英語) v106

京町セイカ AI v106

ついなちゃん AI v106

エレノアフォルテ AI v105

杏里 v105

SOLARIA v106

 

詳しいリリースノートは以下をご覧ください。


Synthesizer V Studio 1.7.0 (2022年7月21日)

 

新機能

 

Synthesizer V エンジン: High Dynamics Voice Models (HDVM) に対応。

AIリテイク: 歌声とノートプロパティパネルのランダムパターン値を拡張し、置き換えた新機能。複数のランダムに生成された“リテイク”を切り替えることで、ピッチと声色の両方に変更を適用できるようになりました。(プロ版のみ)

歌詞入力: 多言語歌声合成をサポートする歌声データベースの使用時に、自動で歌詞から言語を検出する機能を追加。

 
機能強化

 

Synthesizer V エンジン: テンション、ラウドネス、ブレス パラメータにおける音質の向上。

GUI: 読みやすくするためにコントラストを向上。

 
バグ修正

 

ライブレンダリング:再生中に多くのパラメータポイントを削除した際にフリーズする不具合を修正。

プラグイン: Appleシリコン搭載のMacで、Logic Proへキー入力が漏れる不具合を修正*。

プラグイン: ホスト側に保存されたプロジェクトを読み込む際に、テンポが意図せずリセットされる不具合を修正。

 

* Logic Pro側のバグが原因のため、現在、AudioUnit プラグインのウィンドウリサイズを無効にすることで回避しています。Logic Proの問題が解決され次第、リサイズを元に戻す予定です。